NHKでも紹介された腰痛新常識〇✖チェック

2018年08月03日（金）

新腰痛知識チェック
以下の項目に〇か×でお答えください

・ぎっくり腰になったら安静にして過ごす

・椎間板ヘルニアになったら生涯腰痛がつきまとう

・腰痛はすべて腰の異常が原因で起こってしまう

・腰が痛い時はコルセットを常につけていた方がいい

あなたはこの〇と×がいくつつきました？

結論から言うと答えは全て×です

この質問はためしてガッテンでも一部紹介されたものです

〇がついてしまったあなたは最新の腰痛知識情報を取ってください！

ギックリ腰になったら安静に過ごすは×

ぎっくり腰を一度でも経験した事がある方はよく分かっていると思うのですが、

動きたくないですよね？

動きたくないというより動けないですよね？

しかし実際にデータとして完全に安静にして過ごした方と、動ける範囲で動いて過ごした方とでは動ける範囲で動いていた方たちより安静に過ごしていた方たちの方が
翌年の再発率が３倍も違いました！

よくぎっくり腰になっていた患者さんからも
「ギックリ腰って１度なると癖になるのよね」
と言っていましたが癖にしているのは間違った行動をしているから繰り返し再発しているのです。

一度腰に激痛を体験してしまうと自身で腰が悪いと認識します。
そうなってしまうと腰を庇ったり、無意識の内に腰を緊張させています。その庇う行動だったり腰を無意識に緊張させてしまう行為がギックリ腰を再発させる原因の一つになってしまいますので、動ける範囲で動いてみましょう。

椎間板ヘルニアになったら生涯腰痛と付き合う×

”ヘルニア＝腰痛”このイメージが強いと思いますが、研究で分かった事があり
ヘルニアを白血球の一種であるマクロファージが食べて自然と無くなってしまうのです
なので【ヘルニアだから腰痛は思い込みの可能性が高い】

ヘルニアは椎間板が変性して髄核という一部が飛び出してしまい、
その飛び出した一部が原因で腰痛や痺れがでるのですが飛び出した部分はマクロファージが食べてくれるので大丈夫ですし、椎間板が変性してしまうのもほとんどの方が椎間板は変性していきます。

高齢者になると８０％も変性していますがその全員が腰痛や痺れがあるかといったら無いですよね？

なのでヘルニアのせいで腰痛になっていると思っていたものが別の要因で腰痛や痺れがでているケースが非常に多いという事です。

※排尿、排便障害や安静時でも腰痛や痺れが強い場合は病院への受診をお勧めします

腰痛は全て腰の異常で起こる×

単刀直入に言うと、”60代をすぎるとほとんどの方が腰骨が変形してきます”
腰痛になる方で「歳のせいだから」と言う方がいますが

これは間違っています！

しかし、
【加齢＝変形】は正しいですが【加齢＝腰痛】ではないです
もし必ず腰の骨の変形がある方には腰痛があるならば60代以上の方はほとんどが腰痛持ちという事になります。
数字としても腰痛が無い人で20～39歳で34％、40～59歳で59％、60～80歳で93％の方に背骨の変形があるのです。

あなたが腰痛は必ず腰に異常があると思っているのであればあなたの知り合いの60歳以上の方はほとんど腰痛がありますか？

腰が痛い時は常にコルセットを付けた方がいい×

ここまで読んで頂いているなら何となく気が付くと思いますが
腰痛には必ずコルセットが必要ですかね？

もちろん、腰骨の骨折などをしていれば話は別ですよ、しっかりと固定して下さい
ですがそれ以外の場合はどうでしょうか？

コルセットを付ける事で安心するし楽になりますよね？
ですがつけっぱなしだとコルセットに依存しすぎているせいで筋肉が弱くなります

つけていれば安心するが、外すと不安になりその不安から腰回りを自分で緊張させて余計腰痛を引き起こしてしまう可能性が一気に上がってしまうんです。

コルセットをつける理由は何ですか？
安心するから？
腰が悪いから？

着ける事が悪い事では無いですが慢性腰痛になってしまう事があるので着用する際は必要最低限に出来ると良いですね

１ヶ月以上同じ腰痛や症状で悩むあなたへ

今ある腰痛や痺れ、膝の痛みなどはいつからありますか？
何週間前？何ヶ月前？何年前？

同じ症状で悩み治療をしてても治らないならその治療法間違えていますよ

腰に痛みがある場合は腰に原因がある事が少ないです
それなのに腰が悪いと思い、腰をかばった生活をしていたら治るものも治りません
腰痛に対する正しい知識を持ち正しい治療を受けてください

痛みの原因にアプローチできれば必ず良い方向へと向かいますよ